大和では「祭り仕舞いは おん祭り」一年の最後を締めくくる祭り  行列の出番待ちの様子 奈良 春日大社

芸能集団や祭礼に加わる人々が時代行列をする、春日大社の例祭「春日若宮おん祭り お渡り式」
12月17日 正午 奈良県庁前を出発し一時間かけて、お旅所に向かう


行列の出番待ちの様子

↑馬長児(ばちょうのちご)
「賜りの儀」をうけて位を授かり 精進潔斎の日々を過ごし心身ともに清められ万全の体制でこの日を迎えた
小5〜小6の男子3名 生駒市奈良市在住
一年前には控えとしてピンチヒッターに備え二年目に正式に出番を任される
数日前から「わくわくする」と言っていたそうだ
山鳥の尾を立てた ひで笠をかぶり、背中に牡丹の造花を背負っている




↑田楽座(でんがくざ)
興福寺と深い関係をもってきた芸能集団で16日には春日大社本社及び若宮社への宵宮詣、
17日にはお渡りに先立って初宮神社への初宮詣を済ましている
保存会の「マツウチさん」実家は奈良だが岡山在住 20年のキャリヤ 
「普段はそれぞれ仕事が違うが練習に参加し、古式を忠実に再現したい」と。
一番の見どころは刀玉(かたなだま)と呼ばれる短刀を今で言う「ジャグリング」するところ

造花と、一刀彫の奈良人形を飾った杯台
「高価な物です くれぐれも落とさないように」と念をおされたらしい

 正午     県庁前から出発
12時50分〜 興福寺南大門跡にて南大門交名(きょうみょう)の儀
13時〜    松の下式
14時30分〜 お旅所祭 など