奈良 生駒山のケーブルカー と 宝山寺 特別公開 厨子入り五大明王像
商売繁盛の寺として信仰を集める宝山寺は生駒山の中腹にあり「生駒の聖天さん」
と言われ親しまれています
宝山寺への参拝客を運ぶために、今から90年前(1918)大正7年8月29日に我が国初の
ケーブルカーが造られました。
当時の資料にはこげ茶一色の車体で名前も「いのり」
ケーブルカーが走る風景も傍に着物姿の女性を運ぶ、かご屋さんが写る光景でした。
今では山頂の生駒山上遊園地に向かう子供たちに夢を与える車体に大変身!
犬の「ブル」、ネコの「ミケ」、オルガンをイメージした「ドレミ」、ケーキの「スイート」が迎えてくれます
車内で運転しているように見えるがこの人は車掌さん。
目線の先、終点にいるのが運転手さん(小さいけど見えるかな?)
ケーブルをあそこで操作しているのだ。
車内の車掌さんは前方の安全確認が仕事。手を置いているのは非常ブレーキなのだ
山頂の遊園地から各局のテレビ塔がたくさん見える
生駒山の標高は642M
その頂である三角点はなんと遊園地の乗り物のSL乗り場の中に!
(真ん中の白い標柱のところ)
「三角点に行かれるハイカーの方は係員に声をかけてください」の案内板が・・・
踏み切りを渡るときケーブルが「ガーッ」と動くときがビックリ!
ケーブルカーに沿って登山道もあります
今、宝山寺では、平城遷都1300年にあたり、特別公開のイベントが5月20日まで行われています。
通常毎月16日に公開される厨子入り五大明王像です。
普段は聖天堂に安置されている厨子に、不動明王を中心に、
降三世明王、大威徳明王、金剛夜叉明王、軍荼利明王の五大明王像(重文)が納められています。
拝観料等 無料