奈良のおすすめ無料イベント 高取町 城まつり

高取 城まつり
11月23日(祝)に高市郡高取町一帯で開催
古い町並みが好きな方や、骨董品に興味のある方、そして特に、お城が大好きという方は必見ですよ。
高取城とは南北朝時代に、豪族の越智氏(南朝方)が砦として築いたのが始まり
標高583.3mの高取山山頂に築かれた山城
城内は三層の天守、小天守、櫓が27、門が33箇所、
土塀3km、石垣3.6kmも続く広大なお城でした。
建物の配置は和歌山城、外観は姫路城に似ていたといわれています。
こんな歌が残されています。
「たつみ高取雪かとみれば 雪でござらぬ 土佐の城」
土佐というのは高取の古い地名ですが、城下町から高取山を見上げると、
城の白壁で山一面が雪景色したように美しく見えた。と歌われ高取城の規模と美しさがわかります。
現在は、建物は無くなり、壮大な石垣や礎石が沢山残されている。
司馬遼太郎さんの街道をゆくでも、「高取城は、石垣しか残っていないのが、かえって蒼古(そうこ)としていい。・・・それらが森の中に苔むしつつ残されている。最初にアンコール・ワットに入った人の気持ちが少しわかるような一種のそら恐ろしさを感じたと紹介されています。

山頂の城と、ふもとの城下町の高低差が大きいのが特徴で日本一の山城といわれ、
日本100名城に選ばれている。
こんなにすごいお城見たかったと思いませんか?
実はCGの再現を見ることが出来ます。まるで馬に乗って本丸へと駆け上がるように次々と門をくぐり進んで行く映像は迫力があり、感動ものです。高取町観光協会のホームページを是非ご覧ください。
土佐街道
高取は古くは土佐という地名でした。これは飛鳥時代、四国の土佐から都の造営に係わった人達が多く住み、ふるさとを懐かしみ、名付けられたのが始まりといわれています。
城下町から高取城までのメインストリートを土佐街道といい、お殿様を見下ろす事の無いよう、低い、つし二階と呼ばれる並びになっているのが特徴で、
白壁や黒壁。窓は虫籠窓。そして、荷物を運ばせた馬をつないでおく金具、駒つなぎの輪
煙だしの煙突、火事の延焼を防ぐ、うだつ武家屋敷のなまこ壁家老屋敷などが残る、趣のある町並みです。

アクセス
電車で大和 西大寺駅から、橿原神宮駅で吉野線に乗り換えて、壺阪山駅下車。壺阪山駅からは徒歩10分足らずで城下町に入れます。
の方は奈良方面から国道169号線で飛鳥を通り過ぎると高取町です。
城まつり当日は、高取町役場に無料駐車場がありますのでそこから、歩くかシャトルバスをご利用ください。
メイン会場の児童公園では骨董市や、大道芸、居合道、和太鼓の演奏などが行われます。中でも火縄銃の実演は空砲とはいえ、大迫力の音と勇姿が見られます。そして、時代行列が土佐街道を練り歩きます。
また、クイズに答えたりスタンプを集めながら城下町から城跡までを巡るウォークラリーも高取町をくまなく回れて楽しそうですね。
尚、まつりのメイン会場は城下町にあり城跡までは一時間半かかる山道です。城まつり当日は城跡へは、車両通行禁止になります。城跡を見たい方は、歩きやすい服装がお勧めです。
今の城跡は紅葉の時期でもあり、壮大な石垣と鮮やかに色づく樹木のコントラストも楽しめます。