馥郁(ふくいく)たる香りを漂わせる追分梅林  3/8現在 見頃です。  奈良市中町

追分梅林は、奈良〜大阪を結ぶ暗越奈良街道沿いにあります
大和(奈良)と難波(大阪)をほぼ一直線に結んだ古道で、生駒山越えの最短ルート
往時は交通量が多く、主要道でした。
今では国道308号線 急坂と狭路の石畳が残る酷道としても知られていますね
 
矢田丘陵の斜面に比較的背の低い紅梅、白梅が植えられている10ha約4000本の農業梅林です 

奈良〜大阪にそびえる生駒山を貫く第二阪奈道路がすぐ横を通るようになって認知度が増しました
(写真の奥に第二阪奈道路が・・・)


追分宿本陣村井家住宅
大和郡山との分岐点であるため追分の本陣と呼ばれる
19世紀の初めに参勤交代の休憩場所として建設したもの
奈良市指定の文化財 村井家はかつての本陣宿場屋敷
茅葺きと瓦を組み合わせた屋根が特徴の大和棟形式が見られる

そのすぐそばに梅林が広がっています

無料駐車場から大和平野が一望できる
梅の歴史
日本には8世紀以前に中国から渡来し、最初は薬用が目的だったようですが、
奈良時代「花」といえばウメのことをさし、当時はサクラよりも人気があったようです。
梅の花は、馥郁(ふくいく)たる香りを漂わせ、春の到来を告げる
そして縁起のいいもの、美しさと強さを合わせもつもの。と古来より欠かせない植物の一つですね


追分梅林組合
奈良市中町3949−9

0742−47−6604
(観梅の期間中のみ通話。9:00〜16:00)