お釈迦様が入滅された日 2月15日 奈良 興福寺 涅槃会(ねはんえ)
「この世で変わらぬ物は何も無い。皆、怠らず精進しなさい」最後に残されたお言葉
沙羅双樹の下で80歳の生涯を遂げたお釈迦様の周りにはお弟子さん達が集まってきて
嘆き悲しんでいる絵の掛け軸
釈迦涅槃の掛け軸の前で法要が行われる
興福寺 本坊 北客殿 この日は、自由に入ることが出来る
底冷えのする寒さの中、唄・散華・般若心経・舎利和讃など南都楽所の雅楽と共に法要が進んでゆく
静寂な空間で唯一外から聞こえてくるのは 雪解けの水の流れ。せわしなく刻むリズムが心地イイ
実は、昨日の大和平野は交通機関が大いに乱れるほどの慣れない雪でしたが、嬉しい置き土産?
↑五重塔の東側 柳茶屋のお隣に本坊があります。
↑一時間ほどの法要で冷えきった体に有難い甘酒の振る舞い。
↑「聖徳太子・・・」?!
↑廊下の天井には上に反っている太い木(階段に合わせてこうなった?)
ご主人の出張で一緒に奈良に来られたという女性が
北陸には涅槃会でカラフルな団子を撒くお寺があると教えていただきました。
桜井市の法律の勉強をしているが 趣味でお寺が大好きとおっしゃる大学院生の男性は
涅槃図はお寺によって特徴があって興味深いモノの一つだそうだ
猫や海の生き物が描かれた珍しい涅槃図もあるそうです
言葉の語源になったもの 例えば「投薬」「泣き寝入り」が描かれているそうだが
「話すと長くなるので止めておきます」
と言われたが、余計に聞きたくなる〜!
「これからの時期、京都で三大涅槃図が楽しめる」
と教えてくれました。