「奈良ひとまち大学」奈良の魅力再発見 しちゃいました!

キャンパスは奈良市丸ごと全部
街のあらゆる場所を校舎と考え
奈良の魅力的な人、街が出会う
学びの場を生み出す

というのが「奈良ひとまち大学」 楽しい企画が出来ました


数ある授業の中からnarajunが選んだのは

「人力車で見えてくる奈良の風景 」
〜観光客目線で奈良の魅力を再発見!〜

9月25日(土)18:00〜20:00


陽も傾き始めた猿沢池のほとり 
五十二段前に集合したのは
1人での参加も多く、2人〜3人のグループの老若男女 約20名
地元の方や旅行中の方…とさまざま

↑たそがれ色につつまれた 猿沢池で「受付はこちらで〜す」と スタッフの方々



同じ目的意識を持った方が集まると
はじめて顔を合わす人ばかりでも 
なぜか
違和感なく緊張もあまりなく 良い雰囲気…


↓この時間の講師

谷内 秀康(たにうち ひでやす)さん


えびす屋奈良店 人力車 俥夫(引き手)
1975年生まれ。
大阪出身の奈良育ち。
学生時代からカフェ、ホテル、ガソリンスタンド、カラオケBOX、モデル、etcとあらゆるサービス業に就き24才の時に観光人力車に出会い現在に至る。
現在は引き手もしながら、アルバイト管理や、新人育成など管理業務も勉強中。



地元の方「この時間に奈良公園にいるのは初めて〜」
講師がこの時間帯をセレクトしたのには理由があるのが だんだん見えてきた
テーマの「再発見」がまずこれだ!



挨拶がすむと なんと!
特別に3台の人力車を順に使って参加者全員 猿沢池を一周 プチ乗車!

乗り降りやひざ掛け、シートベルトなどの一連の動作にプロのエスコートを垣間見ましたよ
意外と高い目線にいつもの見慣れた風景が新鮮に見えるから不思議
振動が意外と少なく乗り心地はファーストクラス並み?!
街並みと一体になり、風を感じ 音を聴き 時に匂い!香りを感じながら
なんて贅沢な散策でしょう


猿沢池五重塔が映っています


興福寺五重塔


四季亭・江戸三の南側から高畑にぬける道は夕時からロマンチックな雰囲気
荒池には浮見堂があり みかさ山、春日山から月が昇る光景は 
阿倍仲麻呂
「あまのはら ふりさけ見れば 春日なる みかさの山に いでし月かも」
が自然に口をついて出てきた情景でした
(カメラマンが集まっていました)


↑一億円トイレといわれる   その前で参加者が 奈良TVのインタビューが…
(10/2いきいきタウン放送予定)


春日大社一の鳥居


鹿苑に戻らない鹿たちが暗がりに現れ 昼とは違う野生の目つきを感じました
どこで鳴いているのか、オス鹿がこの時期 独特の鳴き声が
木々の奥深いところから 暗闇の奈良公園に響き渡っていました
(はじめて聞く人は、女性の悲鳴のように聞こえるのだとか)


「奥山に もみぢ踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋はかなしき」
 猿丸太夫


観光ガイドさながらの案内は勿論、
軽いジョークに乗せて説明したり、映画・ドラマのロケ裏話が飛び出したり…
お客様の笑顔を大切に接客を心がけているのが よく伝わってきた

そして、谷内さんがよく口にされたのが
「私が想うところ、感じるのが…」という言葉
奈良は歴史が古く記録が残ってない事もしばしば 
推測や個人の想いでなぜ?どうして?が描けるのが魅力です


 
奈良が通ってきた歴史の経験から出来た 奈良の文化、考え方など 
なら独自の ものの 素晴らしさを見つけて想いを馳せてみれば 
観光ガイドブックに載っていない、自分だけの奈良の魅力を発見できるのではないかと
奈良の味わい方をも 伝えてくれているようでした

 
・池に柵が無い猿沢池や荒池
・料理旅館の外は丸い窓、中からは四角くなっている製作者の想い
・度重なる兵火、火災にも負けず5回も再建に挑む 興福寺五重塔に込められた先人達の想い

などなど、膨大な素晴らしい文化財に目を奪われるだけで無く 
足元の 石ころからでも奈良は堪能できる!
そんなヒントを投げかけておられる様で


私にとっては
自分なりの奈良の魅力 再発見!のスタートとなった一日でした 



これから予定されている講師の方々


・北川 紗和子(きたがわ さわこ)
第21代 ミス奈良「ワタシ、奈良ガールです!」


・今井 祐次(いまい ゆうじ)
春日大社 禰宜「パワースポットでふしぎ発見!」


そして、こんなテーマも!

・モテ鹿って、どんな鹿?
〜イケメン鹿の恋愛事情を探る!〜


気になる〜! さぁ申し込みしなくちゃ〜