世界遺産 奈良吉野山 金峯山寺(きんぷせんじ)の年越し

晦日吉野山は時折、吹雪となる風が強い天候になりました
pm11:30頃には、雲が途切れることも多くなり、珍しい元旦の満月の明るい姿も
時折見ることが出来ました


国宝 蔵王堂がライトアップ
重層入母屋造り、桧皮葺き、高さ34メートル、四方36メートル

吉野山と言えば桜の名所(ひと目千本)で有名ですが、
平城京遷都1300年祭の幕開けにイベントの舞台として
青竜・白虎・朱雀・玄武
の4会場それぞれでテレビ中継や演奏、振る舞い、などで盛り上がりました。
世界遺産吉野山金峯山寺(朱雀会場)では
秘仏 蔵王権現 特別開帳
・弦楽器 シタール演奏「奏者 Veena Ayaka with MIROKU」
・「千人分ほど沢山」と言われる「吉野仙人鍋」の振る舞いが行われ、大勢の人が訪れました。



奈良テレビ局の中継

吉野桜燈火 真っ暗な参道や階段にも、2000個ほどの幻想的なロウソクの灯りが

「千人分ほど沢山」と言われる「吉野仙人鍋」直径2メートルは超える大鍋
大根、人参、白菜、糸こんにゃく、豚肉、小芋、 あわせ味噌仕立て
お腹の底から温まりました。



蔵王堂は白鳳年間に、役行者(えんのぎょうじゃ)が創建されたと伝えており、
また、奈良時代に、行基菩薩が改修されたとも、伝えています。
その後、平安時代から幾度か焼失と再建を繰り返し、現在の建物は天正20年(1592)頃に完成したものです。

柱は ヒノキ・春日杉・はもちろん、つつじ・梨(この二つは珍しい!)
といったいろんな大木が使われていて
どれも大人二人両手を回しても届かない位の大柱でした


山伏姿の行者が法螺貝を吹き、神秘的な吉野の雰囲気を演出していました